RealLove~心の傷から生まれた愛~






何を言い出すと思ったら。





でもホントはそんな事したくて素っ気ない態度してる訳じゃ無い。






「榎南?」






突然喋らなくなった私に翔は不思議そうに話しかける。







『何でも無い...』





多分今の私は暗い顔をしてると思う。







「薬飲んだから少し横になって休め」








表情の変わった私に翔は気付いたらしく休むように促すから私は正直に横になった。







「おやすみ。」






優しく私の髪を撫でる翔に私は布団の中に潜って黙って目を閉じた。







「ちゃんと寝れるかな...」






何か布団の外で翔が何か言った気がしたけど、その前に私は夢の中に落ちていった。





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