RealLove~心の傷から生まれた愛~





翔が抱き締めているから離れたくても離れられずにいると…






「さっき何の夢見てた?」





今度は真剣に私の目を見てくる。





さっき…





「それにその前も。」





その前…






その夢は思い出したく無くてもすぐに蘇ってくる記憶。






『別に…』





合わされた視線を私はすぐさま逸らす。





けれど…






「別にじゃ無い。」





ぐいっと頭を掴まれて翔と無理矢理顔を合わされる。




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