RealLove~心の傷から生まれた愛~
そんな同情したような目。
結局誰も一緒なんじゃん。
可哀想だ、って哀れみの表情して…
私はやりきれない虚しさが溢れ出す。
『私なんて、いなければ良かった。』
誰も私に関わらないで…
「必要とされない人なんて誰一人居ないよ。」
翔はその言葉と同時に抱き締める腕に力が入るけれど。
『誰かが私を必要としても、どうせ裏切られるなら私は誰かを必要としない!!』
私の言葉に一瞬、翔は私を抱き締める腕が弱まった気がした。
今なら…