手紙でXXXして。
今度は無事起きあがることができ、ほっとしたと同時に何故か胸に寂しさが落ちていった。
「あー姉さん、至極残念。 今もう少しでチハルさんを口説き落とせそうだったのに。面会時間で引き裂かれる恋人同士…ふぅ切ないねぇ」
「勝手に関係を捏造されても…」
「面会時間くらいで引き裂かれるような関係って浅いわね」
あたしが抗議すると実の姉は鋭くつっこんだ。
「じゃあ、チハルさん悪いけど部屋から出て貰えるかしら」
口調は柔らかいが遠回しに拒絶の言葉にあたしは身を少し硬くした。
なんか彼女には、嫌われてんなとは思う。
ブラコンといえばそうなのかもしれない。けど彼女のあたしを見る目はどこかで見たことがあった。