手紙でXXXして。


遠く、遠くからママの叫び声と、お客さんのわめきたてる声が聞こえる。


だんだんと声は小さくなっていき、そしてついには聞こえなくなった。



目覚めると、あたしは白い壁の部屋のベットの上に寝そべっていた。





「チハルさん?」


あいまいな視界はゆるやかに、その人の輪郭を浮かび上がらせた。

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