手紙でXXXして。
「はい、督促状よ」

「違うよ!秘めた愛の文だよ」


ひかりさんに車椅子を押されながら、実は病室をでていった。


すこしだけ、心配そうな目であたしをみながら。


部屋にはあたしと木村先生だけ。

手紙の封をひらくと見慣れたパソコンの文字が並んでいる。




『わらお?』




何故だか、あたしはその手紙をつかんだまま、泣き出してしまった。



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