手紙でXXXして。
「君にはとある障害がある。
でも、不治の病ってわけじゃないんだ。
日常生活もできなくもない」
木村先生はあたしの目を見ようとはしない。
「せんせい、おしえてください。
ずっと、ずっと気になってたんです。
これはあたしが弱いからですか?
あたしが我慢が足りないからですか?
あたしの努力が足りないからですか?
どうしたら、どうしたらあたしの頭の中はおとなしくなるんですか?
先生、おしえてください。
おしえてください。
あたしは、あたしは
一体どうして『あたし』をきちんとできないんですか?」
木村先生は深く息を吸うと、ぎゅっとまばたきをした。
強い決意を秘めて、真っ直ぐあたしの目をみつめる。