手紙でXXXして。


唇に柔らかいものが
ぶつかった。


実はふっと笑って、
さらに唇を、頬に、
ひたいに、鼻に、
首筋に、耳に





ただ唇をなぞった。


「頭を撫でて、抱きしめてあげたいけど。
できないから」



かわりにね。


と実は少し耳を赤くして、そう呟いた。


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