手紙でXXXして。
率直に意見を伝えると、ひかりさんは勢いよく肩を掴んできた。
「それはそうだけどね!あの子、昨日無口だったのよ!」
それは異常かもしれない。
口から先に生まれたようなやつなのに。
昨日のこと、ひかりさんは知らないんだろうか。
つーか、この人が知ってたら凄く面倒な感じなんで、しらないで欲しい。
ひかりさんはそんなあたしの気持ちにお構いなく、ぶつぶつとうずくまり、呟きはじめる。
「あの調子でじゃ大丈夫なのかしら。
あの子、来月から個展で全国にまわるのに」
…個展?
「実、どっかいくんですか?」