手紙でXXXして。
「俺オススメのふゆかちゃんの障害、ADHDの本。多分、ふゆかちゃんが悩んだ時に力になってくれるよ」
「ADHD?なにそれ」
あたしの障害のことを知らないひかりさんは、興味深そうにその本をのぞきこんだ。
「な、なんでもないです!」
あたしは開きかけた本を閉じ、薬が入ったビニール袋にしまった。
「そういやひかりちゃん、実君は?」
ひかりさんは木村先生と、目を合わさないようにしながら答えた。