手紙でXXXして。

「俺オススメのふゆかちゃんの障害、ADHDの本。多分、ふゆかちゃんが悩んだ時に力になってくれるよ」


「ADHD?なにそれ」

あたしの障害のことを知らないひかりさんは、興味深そうにその本をのぞきこんだ。


「な、なんでもないです!」


あたしは開きかけた本を閉じ、薬が入ったビニール袋にしまった。

「そういやひかりちゃん、実君は?」

ひかりさんは木村先生と、目を合わさないようにしながら答えた。

< 146 / 214 >

この作品をシェア

pagetop