手紙でXXXして。
「ごめん全く。あたし絵を描いてる時、なんもまわり見えないから」


裕介のこめかみが
ぴくりとひくついた。

ああ怒ってるぽいな…。


ほんとこの人クールぶってるけど、わかりやすい。



「一応、多賀も俺も中学の時、県の大会とかでて、そこそこ有名人だったんだけど」


「あーそうなんだ」

あたしは興味なさそうに店員さんが持ってきたハーブティーをすすった。

< 156 / 214 >

この作品をシェア

pagetop