手紙でXXXして。
けど、何故か、あたしに恋をしたらしい彼はあの事故の日、あたしに声をかけようと走っていき、そのあとをひかりさんが冷やかしながら実のあとを追っていた。


そして


裕介は全てを眺めていた。


雪道にトラックが横転し、何台もの車が巻き込まれ、たくさんの人々が死に、怪我する瞬間を目撃したのだ。


その瞬間、裕介はライバルを永遠に失ってしまった。

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