手紙でXXXして。
「ちは…永野ふゆかさんの、真剣に、楽しそうに絵を描く姿に、僕は見惚れました」
さっきまで
うるさかった雨音が、
よく聞こえない。
実の声しか聞こえない。
「僕は、確かに走るのが得意だったけど、好きかどうかはわからなくて、ただただ、まわりに期待されるまま走ってたんだ。
そんな時、貴女の姿を見て、僕は救われたんだ」
体の表面は冷えていくのに
体の芯があつい。
「みの…」
「永野ふゆかさん。
僕は、
あなたのことを
尊敬しています。
凄く好きです」
あたしは
実を抱きしめた。
実も雨に濡れて、
冷たいはずなのに、
あたしにはとても
熱く
熱く感じたんだ。
さっきまで
うるさかった雨音が、
よく聞こえない。
実の声しか聞こえない。
「僕は、確かに走るのが得意だったけど、好きかどうかはわからなくて、ただただ、まわりに期待されるまま走ってたんだ。
そんな時、貴女の姿を見て、僕は救われたんだ」
体の表面は冷えていくのに
体の芯があつい。
「みの…」
「永野ふゆかさん。
僕は、
あなたのことを
尊敬しています。
凄く好きです」
あたしは
実を抱きしめた。
実も雨に濡れて、
冷たいはずなのに、
あたしにはとても
熱く
熱く感じたんだ。