手紙でXXXして。
だから
ひかりさんの自分に向ける想いを
笑いながら
受け流していたかもしれない。
「けど、
今日のふたり見て思ったわ。
私は結局あの子の姉としてしか
そばにいれないんだって」
ひかりさんは足をとめて、空を仰ぐ。
きらきら、
夕日に照らされるひかりさんは
美しかった。
美しい、栗色の髪がなびく。
「ひかりさん。
あの、
あたし結構ひかりさんのこと
うらやましかったです。
華やかできれいで、
自分の感情に素直で、
凄く可愛い人だと思います」