手紙でXXXして。
んな訳ない。


あたしは目覚めきってない体を引きずり、

薄い毛布で身を包んで、ドアを空けた。


が、すでにヒールをはいた女性は

二階の階段をおりきって、足早に去っていく。


「待って!」


あたしの声が届いたのか、

彼女は一瞬こちらを見たような気がした。




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