手紙でXXXして。
「あれ、みのる君は?」

「1階のパソコンルームにいってるわ。チハルちゃんへのラブレター作成中じゃないかしら」



あのこ、毎回口にペンくわえてそれでパソコン打つから間抜けな姿なのよねえ、

そういってくすくすと右手で口を覆い笑う、ひかりさんは最初に会った頃とは全く別人のようだった。




「ああ、個展ツアーが近いのにマイペースだなぁ彼は」


木村先生の言葉にあたしとひかりさんの表情は強張る。


ああ
そうだ。


しばらく、
お別れなんだ。



あたしは木村先生から離れ、ベットの近くにある椅子に座った。



「ひかりさん、実が戻るまで待っていていいですか?」
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