手紙でXXXして。
ほんと、くだらない。
あたしは、のそのそと請求書を玄関そばのカウンターの上にあるボードにピンでとめた。
嫌でもそれを忘れない為に。
玄関のボードには色とりどりのメモ用紙が貼られ、そのボードがたてかけられたカウンターにはカギや財布、通帳、アクセサリー、小さなピンなどをあたしは置いていた。
なくしてはいけないモノは全部ここに置いている。
ママは通帳を玄関そばに置くことに
いい顔していなかったけど、
あたしの「事故」の後遺症を知ってるので
あえてなにもいわないでいる。
あの事故さえなければ
あたしは
まだふつうの【脳】だったのに。