手紙でXXXして。
まっすぐに伸びた背中がうつくしくて、はやく彼女に追いつきたくて後を追うけれども、太陽があんまりにもまぶしくて、まぶしくて、あたしは下を向いたまま。
彼女の白い足が鮭の腹みたいにきらきらと輝く。
あたしも白い足をしてるけど、魚の擬似餌のようにつくりものの白い色で、生気がなかった。
しばらく、あたしと彼女は静かな住宅街を、沈黙の時間をつくりながら通りぬけていった。
ぎらぎらとした太陽の熱をあびて、鋭い光の視線にむきだしになった両腕、両足、首すじがなぶるように痛みつけていく。