手紙でXXXして。
あーと木村先生はあごをさすった。
「見せた見せた。
患者さんの目の保養に」
「目の保養かよ!」
思わずあたしはつっこんでしまった。
木村先生とはわりとこういうやりとりをしてしまう。
見た目は知的でクールっぽいのに、
ちょっと先生は天然の香りがぷんぷんする。
なんだろう、頭がよすぎてちょっとネジがずれてる感じ。
「あはは、やー評判だったよ。
なんか一人やたら食いついてた男の子がいたから。
その子にあげたけど」
「ねぇその子って・・」
あたしがとある質問を投げかけると
答えは予想通りだった。
****
木村先生から彼女の写真を
見たときは驚いた。
それは数年ぶりの再会。
久しぶりに見る彼女の顔は
少しだけ、大人びて、
痛々しい、作り笑顔が気になった。
そして鏡の中の自分を見て
ふと思った。
ああ、僕も同じ。
作り笑顔だ。
壊さなきゃな。
僕も、彼女も。
ほんとに笑うために。
「見せた見せた。
患者さんの目の保養に」
「目の保養かよ!」
思わずあたしはつっこんでしまった。
木村先生とはわりとこういうやりとりをしてしまう。
見た目は知的でクールっぽいのに、
ちょっと先生は天然の香りがぷんぷんする。
なんだろう、頭がよすぎてちょっとネジがずれてる感じ。
「あはは、やー評判だったよ。
なんか一人やたら食いついてた男の子がいたから。
その子にあげたけど」
「ねぇその子って・・」
あたしがとある質問を投げかけると
答えは予想通りだった。
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木村先生から彼女の写真を
見たときは驚いた。
それは数年ぶりの再会。
久しぶりに見る彼女の顔は
少しだけ、大人びて、
痛々しい、作り笑顔が気になった。
そして鏡の中の自分を見て
ふと思った。
ああ、僕も同じ。
作り笑顔だ。
壊さなきゃな。
僕も、彼女も。
ほんとに笑うために。