手紙でXXXして。

あたしは、たぶん今、物凄い動揺した顔してる。


動揺してくせにひねくれたあたしは、どこか自分を冷静にながめているのが滑稽だった。



かすれてくぐこもった声が滑稽さを増して、あたしの喉から言葉をうむ。




「あなた、一体何を知ってるの?」





実は顔を伏せ、その薄い唇を少し、開いた。

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