これからずっと・・・永遠に。
「ねぇ、何で私なの??」

「おまえが好きだから。」

“好き”なんて言われたの初めてだから、びっくり。
それに、私だって、智也が好き。

でも、付き合ったら他の女子に何されるか分かんない。

「とにかく、友達じゃだめなの!?」

「頼む、付き合って。」

好きな人にここまで頼まれて、うんと言わないバカがいるだろうか。

けっきょく、付き合うことになって学校まで手をつないで行こう。ということになった。

女子がザワザワし出す。多分、わたしの事だ。

「ねぇ、智也ぁ♪誰??この子。」

近づいてきて、私と智也の手を引き離したのは、愛子。
学校で1番カワイイ女の子だ。

「何なんだよ。彼女。どけっ。」

智也は愛子を素通りして、また私の手を引っ張ってくれた。
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