君に落ちた奇跡
「笹口さん?」

「朝夜?」

2人の声で我にかえる。

「ん?

どうかしたか?」

慌てていつもの自分に戻そうとしたが、彼女に抱きつかれる。

「なんだよ?」

「辛いときには他人の体温を感じると良いんですよ?」

ウザイのに…

不覚にも動けない…

何かが求めるのか?

わからない…

この暖かさが…

恋しい…
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