君に落ちた奇跡
―夕方
「淋しいよぉ…
寒いよぉ…」
「お前が寄って来るから誰も来ないんだろ」
谷が腕を組んで近寄って来る。
それでなくても人は寄って来ないだろう。
だって今日はX'masの2日前だ…
街中ラヴラヴのカップルずくしだ。
「喧嘩も出来やしねーな」
煙草をふかしながら谷の頭を撫でる。
「朝夜は女より喧嘩?
オレより喧嘩と煙草が好きなのぉ?」
「お前…素面だよな?」
素面だと言うのを知って尋ねれば、ニカッと笑われる。
「心配しなくてもオレは女のコが好きだよ!
ほら、あの子みたいな感じの…」
谷がさしたのは、ポスターのアイドル…
「…へー…誰?」
「知らねーの? アイドルの
山田 ひかるちゃん!」
「興味ない」
この時、このポスターをみたのは偶然だったのだろうか…
「淋しいよぉ…
寒いよぉ…」
「お前が寄って来るから誰も来ないんだろ」
谷が腕を組んで近寄って来る。
それでなくても人は寄って来ないだろう。
だって今日はX'masの2日前だ…
街中ラヴラヴのカップルずくしだ。
「喧嘩も出来やしねーな」
煙草をふかしながら谷の頭を撫でる。
「朝夜は女より喧嘩?
オレより喧嘩と煙草が好きなのぉ?」
「お前…素面だよな?」
素面だと言うのを知って尋ねれば、ニカッと笑われる。
「心配しなくてもオレは女のコが好きだよ!
ほら、あの子みたいな感じの…」
谷がさしたのは、ポスターのアイドル…
「…へー…誰?」
「知らねーの? アイドルの
山田 ひかるちゃん!」
「興味ない」
この時、このポスターをみたのは偶然だったのだろうか…