君に落ちた奇跡
「あの子可愛いー」

「んな事言ってる場合か?その可愛いコが困ってるぞ?」

「だね。1人辺り3人くらい?」

「足りないな…」

俺達はそんなくだらない事を話しながら近付いてく。

そして…

「ねーお兄さん。オレ達もいーれーて?」

「あぁ?…何いってるんだ小僧!」

少女を囲んでいた男が谷に殴りかかる。

「っと、話し聞かないから馬鹿になるんだぞ?」

と、笑顔で殴ってやる。

で乱闘開始。

「3分持たず終了!」

「数で負けたから今度奢れよ…で、大丈夫か?」

谷につげたあと、少女に手を差し出す。

「えーと?
私、危なかったんですかぁ?」

おっとりした彼女に俺と谷は顔をあわす。

「えーと、まず確認しますけど…山田 ひかるちゃん?」

「すごい!なんで私の名前知ってるですかぁ?」

「で、さっきの男達と知り合いなのか?」

「え?知りませんよ?ただ、飲み物を飲みませんか?って…親切ですよね?」

俺達は頭を抱えて座り込んだ。
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