私の彼氏。
6. i
「彩花、俺に彩花を
守らせてください…‥。」
しばらく2人で涙を流していたら
突然、宮がそんなことを言い出した。
「もう一度
俺と付き合ってください。」
しっかりとした口調で
まっすぐ私を見つめる宮に
最大限の笑顔で頷く。
「彩花、愛してる。」
久しぶりに交わしたキスは
2年分の寂しさを癒すかのように
優しく温かかった。
メニュー