あなたがすべて。
早く別れてほしいとまで思っていたのに
いざパパがいなくなってしまうと思うと
悲しくてたまらなかった。


こんなことで泣きたくないと思うのに
涙を止めようとすればするほど
涙は止めどなく溢れ
私の枕を濡らしていった。


その日、結局ママは帰って来なかった。

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