あなたがすべて。
そんな、二人は明らかに私に気を使っている。


それが余計に私は嫌で嫌でたまらなかった。


いっそのこと本当のことを言って、
離婚でもなんでもしてほしかった。


その方が楽だった・・・。


そんな事を考えていると、

「亜里沙早く準備しなさい。入学式遅れちゃうわよ。」

と、ママが言ってきて今日が入学式だったことを思い出す。

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