エンジェルティアーズ

似た者同士

修の仕事は時間が不規則だ。


早朝から深夜まで丸一日拘束される事もある。


その為、職場の仲間は近くに住んでいる。


修もまたその一人だ。


歩いて約20分。疲れきった身体には少し辛い帰宅になる。



建物を出ると、さらに空気は冷たく寒さが厳しくなっている。


コンビニとか逆方向の家に向かい歩き始める。


「まさかいないよな。」


修は思い出したように振り返る。


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