エンジェルティアーズ

温もり

3Fの自分の部屋に到着し、扉を開けると修はほっとした。


やっと着いた。長い一日だった。


「汚いけど、どうぞ。」


修は灯りをつけると、
すぐに暖房を入れ、風呂を沸かした。


女は部屋の角で大人しく座っている。



「なんで床にすわってんの?冷えるよ。目の前にソファーあるし」


女は頷き、壁をつたい歩きし、ソファーに座った。


修はキッチンに向かい、二人分の飲み物を持ってソファーに向かった。


「はい。飲み物」


「やった。」

女はすごい勢いで飲み干した。


「喉乾いてんなら、冷蔵庫から勝手に取って飲みな。」


「いいの?」

「あぁ、もちろん。」


女はまた壁につたい歩きで冷蔵庫に向かう。


「悪いもう無理」


修はベッドに向かって歩き、
そのまま倒れ込んだ。









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