エンジェルティアーズ
ついいつもの一人の時の癖で、裸でリビングに出ようとして
修は慌ててタオルを巻いた。



バスルームを出ると、
リビングで女はグラスを持ち立っていた。


「すんごい汗かいてたから、喉渇いたでしょ?」


差し出されたグラスにはお茶が入っていた。


「え…ありがとう。」


グラスを受け取り、それを飲み干す。

確かに喉が渇いていた。

修は女の顔を見た。


「毒は入ってないから、安心して。」

女は笑っていた。


不思議な女だ。

修はグラスを置くと、着替えに向かう。



なんか調子が狂う。

今までに会った事のないタイプの女だった。

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