エンジェルティアーズ
悩みがない。今が最高に幸せだ。


そんな事が言える日が来るのだろうか?


もし、そう言える日がきたとしたら、
そこから何かをしようとする気がなくなってしまうのではないだろうか?



これぐらいがちょうどいいような感じもする。


「能天気が一番いいのかもしれないよ~。わからんけど。」


「ところでお前、顔赤いぞ。」


「ビール飲んだからかな~」


「熱じゃないよな?」


「大丈夫。さっきから、私の心配ばっかして。子供じゃないんだから」


「お子ちゃまじゃん。」


「なに?子供が好きなの?変態。」


「なわけねーだろ。だいだいお前いくつ?」


「女性に年齢聞くの失礼よ。大人ならば知ってるわよ?」

咲はふざけながら口にして、自分で笑っていた。


「んなのしらねぇなぁ。子供には聞いてもいいだろ?」


「だーかーらー」


「はいはい。んで、言いたくないわけね。」


「教えてあげてもいいわよ。21」


「へー」

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