エンジェルティアーズ
太陽が窓から射し込んでいるのに、
二人はわざわざ布団の暗闇に潜り込み
何度も何度もキスをした。


そして、抱きしめあった。


あたたかい体温が重なる度に、
修は足りなかった何かが埋まる気がして、
それを必死でつかもうと咲を離さなかった。


二人とも夢中で互いの中に何かを探していた。



気付くとすでに陽は落ちていた。













< 43 / 47 >

この作品をシェア

pagetop