エンジェルティアーズ

深夜のためいき

くだらない溜息と答えの出ない考えのループを頭の中で繰り返し、
足取りが重くなる。


赤信号が青に変わる時、足は前に進まなかった。


しゃがみ込んで、動きたくない願望に駆られる。


もう全てがめんどくさい。


修はしゃがみ込んだら立ち上がれない事を自分でわかっていた。

誰かの手にしがみついて起き上がる方法は期待出来ない。

だって、しがみつくのはしょうに合わない。


自分の力でやると決めたのだから。


でも、手を貸す事は出来るかもしれない。


自分がやり直すためにも…。
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