サッカーボールのメッセージ
「おい!芽衣ー。しっかりしろよー



 手使っても俺からボールと取れねぇのかよ」



奨は私にそう言って馬鹿にするように笑っている



なにそれ・・・ムカツク。



「せっかく練習付き合ってあげたのにー


 
 もういいですー。私帰る。」



私はサッカーゴールの近くに置いていた



カバンを手に取り、帰ろうとした。



その時。



「おい、芽衣っ!」



そう奨に呼ばれて後ろを振り向くと、



1つのサッカーボールが足元に転がってきた。
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