夢幻の都
ある日侵略者達がやってきて、黄金の池に目をつけた。
彼らは黄金を次々と引き出し、やがて黄金の池は枯れ果てた。
侵略者の王は言った。
『それはその女のせい。ベルーの者が<歌姫>と呼ぶその魔女のせい』
祭りの夜に<歌姫>は引き出され、首を落とされた。
大地にその聖なる血が吸い込まれ、大地は呪われた地となった。
わたしが何をしたというの?
身にした黄金さえ池に投げ入れてあげたのに
わたしが何をしたというの?
聖なる歌を歌ってあげたのに
呪われてあれ、キース
<約束された者>がこの地に立つまで
永遠に同じ日を繰り返すがいい
欲と血の中で
肉体が朽ち
城が落ちても
呪われてあれ、キース
再びこの地に<歌姫>が立ち
赦しの歌を歌うまで