ONESTAR
ねーちゃん、ねーちゃん、ねーちゃん。

「飲みすぎたのね、きっと。歩ける?」

ねーちゃんは俺の手を引き歩き出す。

「ね、ヨシアキ、覚えてる?あたし達こうやって学校に行ってたよね。」

忘れるわけがない。

俺達の思い出を。

毎日毎日こうやってねーちゃんと手を繋ぎ、学校に闘いに行っていた頃の事。
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