ONESTAR
ぽかんと俺を見る店長の横で、ナツキはやっぱり苺からミルフィーユを食べ始めた。
「えーっと。」
俺を傷つけずに断る方法を模索し始めた店長の思考回路をぶった切る為、
とにかくしゃべり続けた。
「高校行くときに、イタリア料理の専門学校行きたいっつったら大反対で、今は料理人になるにしても大学ぐらい出とかないと、とか親父に分けわかんないこと言われて、でも金出すの親父だし、大学行ってからアルバイトして金貯めようとか甘い考えで思ってたんすけど、こないだねーちゃんとリストランテアップル来て、もう俺、ここしかないって思って、今日、お礼にかこつけて押しかけちゃいました。」
「えーっと。」
俺を傷つけずに断る方法を模索し始めた店長の思考回路をぶった切る為、
とにかくしゃべり続けた。
「高校行くときに、イタリア料理の専門学校行きたいっつったら大反対で、今は料理人になるにしても大学ぐらい出とかないと、とか親父に分けわかんないこと言われて、でも金出すの親父だし、大学行ってからアルバイトして金貯めようとか甘い考えで思ってたんすけど、こないだねーちゃんとリストランテアップル来て、もう俺、ここしかないって思って、今日、お礼にかこつけて押しかけちゃいました。」