ONESTAR
「いーじゃん、こんなに言ってんだし、弟子にしてあげたら?」

口の周りに粉砂糖とパイ生地と生クリームをつけたナツキが言った。

ナツキ、いいのか?

俺は、おまえと店長を引き裂くために来るんだぞ。


「おまえな、簡単に言うけど、まだ高校生なんだぞ。成績とか下がったら親御さんも心配するだろうし。」

「あ!大丈夫です!俺、親父に認められるまで、弟子活動と勉強と両立させようと思ってますんで!」

「じゃあ、勉強も教えてあげたら?あんた大学どこだっけ?」

「え……K大……。」

「ええええ?!」
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