ONESTAR
うぜー。
それでなくても、30分の遅刻だってのに。
「おい!誰かヤマザキのファンクラブの奴ら呼んで来い!おもしれーぞ!」
誰かが、校舎に向かって走ってく。
ったく、余計な事を。
目の前に、真っ赤になってピンク色でシール満載の封筒を差し出してうつむく見ず知らずの女。
その2メートル後ろに、
「サキ、がんばれ。」
「サキならだいじょおぶだよお。」
とほざくこれまた見ず知らずの女二人。
この制服、うちのじゃねーよな。
それでなくても、30分の遅刻だってのに。
「おい!誰かヤマザキのファンクラブの奴ら呼んで来い!おもしれーぞ!」
誰かが、校舎に向かって走ってく。
ったく、余計な事を。
目の前に、真っ赤になってピンク色でシール満載の封筒を差し出してうつむく見ず知らずの女。
その2メートル後ろに、
「サキ、がんばれ。」
「サキならだいじょおぶだよお。」
とほざくこれまた見ず知らずの女二人。
この制服、うちのじゃねーよな。