ONESTAR
「じゃ、俺、これで!明日また来ます!!」

「あ、ああ、うん。準備しておくし。」

あまりの俺の引き際の速さに、店長が拍子抜けしたようにそう言った。

「じゃーねー、ヨっちゃん。」

ナツキは、すでに俺に興味がなくなったみたいで、せっかくきれいになった口で、

また元ミルフィーユを食べ始める。

「明日からよろしくお願いします。」

「うん。よろしく。」

店長はちゃんと玄関まで送ってくれた。
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