ONESTAR
ああ、何だって俺のプロジェクトは悉く計画通りに進まないんだろう。

「じゃ、行って来るから。紅茶は食器棚の右の引き出しね。コーヒーなら……」

と説明を始めたおふくろの科白を遮るようにドアチャイムが鳴った。

ピンポーンっておい!!

慌てて俺が腕時計を確かめてた間に、お袋がドアを開けてしまう。

1時45分!!

早いって店長!!

「あ、すいません、ササキと言いますがヨシアキくんは……」
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