ONESTAR
いつものダンガリーシャツにジーンズってカッコで現れた店長は、
お茶菓子もまだなのにどうしましょうと慌てているおふくろに向かって、
「これ、おみやげです。」と、白い箱を差し出した。
やられた!!
これでおふくろを出かけさせる口実がなくなったじゃないか!!
「早いって。」
「ああ、ごめん、雨だし、道に迷っちゃいけないと思って早めに出たんだ。」
「まあ、この子ったら。どうぞ、お上がりになってください。」
お袋はけっこう濡れてる店長にタオルを差し出す。
「あ、すみません」と店長はタオルを受け取り、綿密に立てた計画の変更を余儀なくされている俺に「これ、参考書。」と重たい紙袋を渡した。
お茶菓子もまだなのにどうしましょうと慌てているおふくろに向かって、
「これ、おみやげです。」と、白い箱を差し出した。
やられた!!
これでおふくろを出かけさせる口実がなくなったじゃないか!!
「早いって。」
「ああ、ごめん、雨だし、道に迷っちゃいけないと思って早めに出たんだ。」
「まあ、この子ったら。どうぞ、お上がりになってください。」
お袋はけっこう濡れてる店長にタオルを差し出す。
「あ、すみません」と店長はタオルを受け取り、綿密に立てた計画の変更を余儀なくされている俺に「これ、参考書。」と重たい紙袋を渡した。