ONESTAR
俺を好きになって。
「こんっちは~」

次の日、いつもの調子でドアフォンも鳴らさず、

ドアを開けると、珍しくナツキが出て来た。

「あ、これ、おみやげです。おふくろが持ってけって。食べてください。」

ナツキにさっき駅前の商店街で買ってきたみたらし団子を渡す。

靴を脱ぎ、上がりこもうとする俺の背に、ナツキが言った。

「店長なら風邪で寝てるよ。連絡しようとしたんだけどヨっちゃんの連絡先わかんなくてさ。」

「え?」

「昨日の夜から熱出して……。さっき薬飲んで寝たばっか。何したの?昨日。」

「何って?」
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