ONESTAR
「トモちゃんと結婚したいの?」

「違う。」

「んじゃ、何?」

「幸せに、したい。」

「じゃ、頑張るしかないんじゃね?」

だって、俺は幸せだから。

ねーちゃんが笑うだけで、俺は幸せになれるから。

俺のありったけの思いで、ねーちゃんを幸せにしたい。

「ヨッちゃん、帰ろうぜ。もう掃除終わってるし。」

抱きついてたナツキに手を引かれ、俺はゆっくりと歩き出す。
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