ONESTAR
ミニのワンピの裾から、

すんなりと伸びた白い太ももが見える。

ねーちゃんが結んでた髪をするりとほどく。

さらさらと音をたてるように、

背中まである長く揃った髪が滑り落ち、

俺の胸をくすぐる。

ってか俺、何も着てねーしっっ!!

ねーちゃんはっ?!

と期待して見上げたのに、

相変わらずベアワンピをしっかり着たままだった。

がっくし。

ねーちゃんを見上げながら、

ねーちゃんの肩に手を伸ばす。

ねーちゃんは、俺の手を掴んで、

そっと、ベッドに戻した。
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