ＯＮＥＳＴＡＲ

夕飯にしてはちょっと早いんじゃない？

と言われながら、ワインを開け、コース料理みたいに次々と料理を運んでった。

エビのローズマリー風味、

まぐろのカルパッチョ、

生ハムとアボガドのサラダ。

ワインを飲みながらねーちゃんは、「本当に、ヨシアキが一人で作ったの？」と、食べるたびに聞き、パスタの後のメインの鶏もも肉の香草焼きには、

「ヨシアキにこんな才能があるなんて知らなかった。」と感嘆してくれた。

(〃∇〃)　　

俺は、ねーちゃんのワイングラスが空にならないよう気を配りながら、

昨日知ったばっかりの今日の映画の撮影秘話や、

昨日段階での興行収入まで話して聞かせる。

ねーちゃんは、そうなんだ、へーと真剣に相槌をうってた。