ONESTAR
「ごめん、デザートは、まだマスターしてないんだ。」

そう言って、冷凍庫からアイスクリームを出す。

デザートはさすがに作れず、

ねーちゃんの好きなクッキーアンドクリームとストロベリーのアイスを

半分こして皿に盛ってみた。

「そっか、じゃ、あたしが作ればよかったね。」

皿を受け取りながら、

ねーちゃんが言う。

「パンナコッタとか、ティラミスとか。」

食いてーっ!!ねーちゃんの手作りデザート!!

「ご馳走様。おいしかった。」

超、心の中で盛り上がってたら、

ねーちゃんが、窓の外を見に、リビングに向かった。

帰る気じゃん。
< 379 / 474 >

この作品をシェア

pagetop