ONESTAR
「ヨシアキには、もっと可愛くてキレイな女の子が似合うと思うわ。」

「この世にねーちゃんより可愛くてキレイな女の子なんていないよ。」

「よしてよ、そんなこと言うの、ヨシアキだけよ。」

「ねーちゃんが自分の魅力に気づいてないだけだよ。」

「じゃ、キライ。」

「へ?」

「大ッキライ。」

「ねーちゃん、めんどくさくなっただろ!!」

「フフフ。」

ねーちゃんが笑う。

俺もつられて笑う。

俺に左手だけ預けて、

布団の中に潜って、くすくす笑うねーちゃん。
< 402 / 474 >

この作品をシェア

pagetop