ONESTAR
「ねー…ちゃ…」

「昨日言ったでしょ?あたし、嬉しかったって。

ヨシアキに告白されて、

あたし正直とまどったけど嬉しかったの。

こんなあたしを好きになってくれる人がいるんだって。

だからね、

ヨシアキが、こんなに真剣に思ってくれてるなら、

あたしも頑張ろうって思ったの。

あたしの、精一杯で答えようって。」

ねーちゃんの笑顔は、6月の日差しよりも眩しかった。

「俺のこと……嫌いってこと?……」

「バカね、好きじゃなかったらこんなに頑張らないわ。」
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