ＯＮＥＳＴＡＲ

「ねーちゃんはな、絶対に家族とかに頼ったりしないやつなんだよ！
昔からその……俺の母親と折り合い悪いからよ！
だからきっと俺とかにも頼りたくなんかなかったはずなんだよ！
そのねーちゃんが、相談があるって言って来て、
俺はねーちゃんの頼みならなんだって聞いてやろうと思ってここに来たんだよ！
なのに何でだよ！何でねーちゃんの恋人役なんてしなくちゃいけないんだよ！
俺は………！！」

取り返しのつかない事まで口走りそうになって慌てて俺は口を噤んだ。